劇場型投資勧誘にご注意

事例

 ある日、Aという会社から「そちらに仏像のカタログが届いていないか。その仏像を彫ったのはとても有名な人でめったに購入できる機会は無いのだが、そちらの県内の選ばれた47件のお宅にしか配布されない。もしもカタログを持っていたら譲ってほしい。」と電話が掛かってきたがそのようなカタログは届いていなかったので断った。

 後日仏像のカタログが届き、その後またA社から「仏像が欲しいのだがカタログを持っている人しか購入できないので我が社のかわりに購入してほしい。仏像は1体80万円だが、もしも購入してくれたら後から100万円で買い取る」と電話があった。100万円で買い取ってもらうと20万円のもうけになるので話に乗り、仏像を1体注文した。
 その後仏像が手元に届いたのでA社に買い取ってもらおうと連絡をしたが電話がつながらず、仏像の販売会社に連絡をしても「A社という会社は知らない」と相手にされなかった。
 

相談室からのアドバイス

 近年このような手口が流行しており、全国の消費生活センターに多くの相談が報告されていますが、『約束通り買い取ってもらった』という報告はされていません。
このような業者はすぐに姿を消してしまうことと被害額が大きいのが特徴で、被害を回復することは困難です。

 おいしい話には必ず落とし穴があります。おいしい話を持ちかけられても話に乗らず、すぐにきっぱり断るようにしましょう。
 

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