民生委員・児童委員とは

 民生委員は、民生委員法に基づき厚生労働大臣から委嘱されている福祉に関するボランティアです。民生委員は児童福祉法によって児童委員を兼ねることとされ、児童福祉の推進にも重要な役割を担っています。 民生委員・児童委員の職務は、地域住民の生活状態の把握、相談、助言、援助を行なうとともに、福祉関係機関や施設などに対する協力等きわめて広範囲に及んでいます。また、児童に関する問題を専門に担当する主任児童委員が活動しています。

民生委員・児童委員の活動

 民生委員・児童委員は、地域住民の要望を関係機関に伝えるとともに、一人暮らしの
高齢者や障害者等の訪問・相談など、住民が安心して暮らすことができるよう、それぞれ
の地域の実状に応じて自主的な活動を行なっています。
社会調査 担当地区内の住民の実態や福祉ニーズを日常的に把握します。
相談

地域住民が抱える問題について、相手の立場に立ち、親身になって相談にのります。

情報提供 福祉の制度やサービスについて、その内容や情報を住民に的確に提供します。
連絡通報

住民が、個々の福祉ニーズに応じたサービスが受けられるよう関係行政機関、施設・団体等に連絡し、必要な対応を促すパイプの役割を努めます。

調整 住民の福祉ニーズに対応し、適切なサービスの提供が図られるよう支援します。
生活支援 住民の求める生活支援活動を自ら行い、支援体制をつくっています。
意見具申 活動を通じて得た問題点や改善策について取りまとめ、必要に応じて民生委員児童委員協議会を通して関係機関などに意見を提起します。

主任児童委員の活動

 主任児童委員は、児童福祉に関する事項を専門的に担当し、原則として区域を担当しないこととされていますが、地域の個別ケースについては児童委員と連携して活動しています。 主任児童委員は、以下の業務を通じて地区担当児童委員の活動に協力しています。

  1. 児童福祉関係機関・学校・施設等との連携
  2. 区域担当児童委員への援助活動
  3. 要援護児童・家庭への援助
  4. 民生児童委員協議会事業の企画、実施への援助

北栄町民生児童委員協議会における活動

  • 北栄町には、45名の委員(うち主任児童委員3名)が厚生労働大臣から委嘱を受け、担当地区において日常活動を行うほか、毎月1回定例会を開催して福祉制度の研修や課題の検討、連絡調整等を行なっています。
  • このほか、協議会の中に4部会(総務部会、社会部会、福祉部会、児童部会)を設置し、様々な課題についての各種研修やボランティア活動等を行っています。