年々桜の開花も早まり、葉桜での入社・入学式となりそうです。新芽の如く、新鮮で若さいっぱいに新しい人生を歩んでいただきたいものであります。また、大栄西瓜の定植も順調に進み、水田や他の作物の作付準備等農作業も忙しくなってきました。
「足るを知る」という老子の言葉があります。正確に言うと「足るを知る者は富む」ということで、「富む」は幸福になれるという事だそうです。人の欲求は際限がなく、自分が持っていないものを欲しがったり、自分以外の何者かになろうとする。そうした生き方をすれば苦しみや争いが消えない。努力をする事は勿論大切であるが、自分がすでに持っているもの、天分や才能を十分に活かして生きる事の大切さを教えています。欲張らずに今の生活の中に満足を見出そうと思う事で感謝の心が生じます。京都の龍安寺の手水鉢は、「知足の蹲踞(つくばい)」と呼ばれ、中央の小穴を口の字として共用し「吾唯足知(われただ足るを知る)」と読ませ、金持ちでも満足できない人はできないし、貧乏でも感謝の心を持てば満足できるとして多くの参拝者があるようです。
コロナ禍で鬱々とした日々が続きますが、アフターコロナの生き方として考えてみてはどうでしょうか。
いよいよコロナワクチンの接種が始まります。多くの方が接種をし収束に向けて取り組んでいきましょう。