令和5年度開催(令和6年1月19日)
令和6年1月19日(金曜日)、高校生議会を開催しました。
今年で第10回の開催となる高校生議会は、次のような目的で行っています。
- 鳥取中央育英高等学校が取り組んでいる「地域探究の時間」の推進。
- 選挙権年齢が18歳以上となったことに伴い、主権者教育の一環として次世代を担う高校生に地元北栄町の町政・町議会への関心を高めてもらう。
- 開かれた北栄町議会を推進する。
今年は、鳥取中央育英高等学校の生徒13名が、議長・議員となり執行部へ町政に関する質問や提案を投げかけました。


高校生議長は町長、教育長、高校生議員一人ひとりの動きを確認しながら進行をしてくれました。高校生議員の皆さんは「地域探究の時間」で学んだことや考えたことを質問内容に取り入れ、堂々と質問をしたり、再質問にも挑戦するなど、活発な議会となりました。
高校生議員からの若さ溢れる思いきった提案は、現役議員や執行部の心にも響きました。町としても、今後のニーズを把握しながら検討していきたい内容でした。
これを機に、高校生の皆さんにも町政に関心を持っていただき、若い発想で、町をより良くしていく提案をどんどん聞かせてください。
↑高校生議員・町議会議員・町執行部との議会終了後の集合写真です。
皆さん、お疲れ様でした!
高校生と議会(議員)の関わり
高校生議会に向け、北栄町議会議員が高校生議員にサポートを行いました。事前打ち合わせで一般質問のチェックをしたり、質問の仕方等をアドバイスしました。
高校生たちは、
「地域探究の時間」で北栄町について学んでいく中で、学んだこと・感じたことを元に一般質問のテーマを決定します。
北栄町議会では、
議員が高校生たちが考えた質問通告に対して「より良い質問になるように、良い回答を引き出すために」助言を行いました。議場では、実際の動き方を確認し、リハーサルを行いました。
高校生議会終了後には、意見交換(反省会)をしました。


◆反省会で出た意見等◆
▪「壇上で質問が終わった後、ほっとして町長の答弁を聞き取れず、再質問できずずっと考えてしまった。」「緊張で再質問できなかった。」「再質問したけど、聞きたかったこととは違う答えがかえってきてしまうなど、知りたいことを答えてもらうのは難しいと思った。」などと、再質問の難しさを感じている様子でした。
→それに対して議員からは、
「ハードルの高い質問だったと思うし、レベルの高い緊張感だったであろう。」
「決して無駄にはならない経験であったと思う。」とアドバイスがありました。
▪また、地域探究で調べてきたことが活かされたかについて議員から聞いてみたところ
「地域の人、特に高齢者や小学生がつながることで、いろんな文化や風習が継承されていくと思う。その思い出が、将来北栄町に戻ってくるきっかけになると思います。そのためにも、いろんな繋がりができたらいいと思う。」と高校生議員が話してくれました。
→それに対して議員からは
「「思い出」が戻ってくるきっかけになるというのはとてもいい着眼点だから、それを言えたら良かったよね。すごく良いポイントだと思う。」
さらに、
「これを機会に、議会の様子も気にしてみてください。どんなふうにやり取りしてるか面白いと思うから。もちろん、将来、議員になってもいいですよ。」
とメッセージを送りました。
そのほか、
▪高校生議員は姿勢も良く、登壇も順序良くできていた。
▪高校生議長は声も聞き取りやすく、落ち着いて上手く進行しており大変良かった。
などと、現役議員から労いの言葉もありました。