北栄町議会は17日「ロシアによるウクライナ侵攻を非難する決議」が議長を除く議員14人全員の連名で議員提出され、即時採決の結果、全会一致で原案のとおり可決しました。
議決の内容は以下のとおりです。
ロシアによるウクライナ侵攻を非難する決議
ロシアは2月24日ウクライナへの侵攻を開始し、軍事攻撃は軍事施設にとどまらず市民の犠牲も日増しに増加している。
ロシアの行動は明らかにウクライナの主権や領土の一体性を侵害し、ウクライナ国民が有する戦争による恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を侵害するものであり、武力の行使を禁ずる国際法の明確な違反であり、武力による威嚇および武力の行使を禁ずる国連憲章の重大な違反である。
力による一方的な現状変更は、2度にわたる世界大戦の教訓の上に築かれた戦後の国際秩序を根本から否定するものであり、断じて認められない。
北栄町議会は、ロシアによる侵攻を最も強い言葉で非難する。そして、ロシアに対し、即時に攻撃を中止し、軍を無条件で撤退するよう強く求める。
また、プーチン大統領が核兵器を使用するかのような発言をしていることは言語道断であり、さらに原発を軍事攻撃したことは、人類の生存を脅かす犯罪である。唯一の被爆国日本の地方自治体住民の名において強く非難する。
政府においては、国際社会とも連携し、速やかな平和の実現のため、ロシアに対する制裁、ウクライナに対する人道支援を含め、事態に迅速かつ厳格な対応を行うことを強く要請する。
以上決議する。
令和4年3月17日
鳥取県東伯郡北栄町議会