WHO(世界保健機関)は、胃がんの原因のほとんどがピロリ菌によるものだと発表しています。
ピロリ菌を除菌する事で、胃がんの発症を大幅に減らす事ができるといわれています。
ピロリ菌にいつ感染するの?
ピロリ菌の多くが、5歳以下の乳幼児期に家族などから感染し、時間をかけて徐々に胃を荒らし、慢性胃炎から萎縮性胃炎、胃がんへと進展することが分かっています。
中学生ピロリ菌検査
胃が萎縮してしまうと、毎年、胃カメラで胃の状態を確認する必要があります。ピロリ菌を、萎縮する前の健康な胃の状態で除菌することで、胃がんの予防効果が期待されます。
北栄町では、平成27年から中学3年生を対象にピロリ菌検査を行っています。これまでの8年間で40人の方がピロリ菌に感染していましたが、検査後に除菌をした人のほとんどの方が除菌に成功しています。
将来に向けて中学生本人の胃がんを予防し、その子が成人し親になった時に、子への感染を防止する事、中学生に感染があた場合、そのご家族にもピロリ菌の感染の可能性を考えてがんの予防を意識してもらう事など、より広い感染予防と健康意識の向上をめざしています。
対象
北栄町に住民登録されている中学3年生
時期
中学3年生の夏
検査方法
尿検査
検査費用
町の助成があります。自己負担金は以下のとおりです。
1次検査(尿検査):無料
2次検査:1,000円
除菌治療:1,000円
流れ
(1)意向調査票を提出
(2)配布する検査容器にて尿を提出
(3)尿検査が陽性の場合、指定医療機関で2次検査(尿素呼気試験)を実施
(4)2次試験も陽性の場合、除菌治療を行う
※(1)(2)は、中学校を通じて配布・回収します。町外の中学校に通う中学生は郵便・来庁にて行います。