平成18年度 風力発電所フォトコンテスト審査結果
平成18年6月1日から12月28日にかけて募集を行っていた北条砂丘風力発電所フォトコンテストの審査が平成19年1月18日、中央公民館講堂で行われました。審査は名前を伏せて行われ、山本浩一審査員が県内外から応募のあった34名、計71作品の中から金賞1点、銀賞2点、銅賞3点を選定しました。
審査方針
審査員
山本 浩一 氏(日本写真家協会会員、県美術展審査員)
募集の目的から外れているものが多く見られた。主題はあくまで風力発電機である。これを点景(全体を引き立たせるために加えられた人や物などのこと)として扱った作品は最初から選外として扱った。町の広報資料として使用する場合は、複数の風力発電機が並ぶ光景が望ましいので、それを念頭に審査を実施した。
金賞
暮れる頃 石水 清さん(湯梨浜町)
(受賞のコメント)
この度のコンテスト、「まさか金賞とは」と驚き嬉しさでいっぱいです。夕景・夜景を撮るのが好きで、この作品は、夕暮れの赤く染まった空をバックに風車と、バイパスを走る車のライトも入れ、少し長い露出で撮影しました。
出来上がった写真を見たときにヘッドライトの光跡が輝き、又、風車の赤いランプの印象が強く、自分でも感動した作品です。
写真を趣味として今までにも数多く撮影しましたが、自分が感動できる作品は、ほんの数枚しかありません。今回、コンテストに応募し、入選をいただき写真をやっていてよかったなと思いました。
写真は、目で見ている何気ない風景も、カメラのレンズを通し一枚の写真となったとき驚きと感動があります。
この賞を励みに、今後も写真を楽しんで行こうと思います。ありがとうございました。
(審査員コメント)
夕映えを背景に点灯した風力発電機と国道を往来する車の光跡が共鳴し合って、夕刻のにぎやかな光景を的確に表現しており、緊張感と臨場感を感じる作品である。
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銀賞
冬空の風車
和湯 一博さん(琴浦町)
(審査員コメント)
よく澄んだ冬空に浮かぶ風力発電機を、望遠レンズを使って圧縮効果を狙った作品で、北栄町の象徴である風力発電機の存在を強調した素晴らしい作品である。
砂丘農家
山崎 秀司さん(兵庫県 太子町)

(審査員コメント)
風力発電機と農家の人達の一体感が感じられる作品で、のどかな生活風景の描写となっている。
銅賞
また来てね
香村 官永さん(鳥取市)

(審査員コメント)
ドライバーが走行中に自車のミラーに写った夕刻の風力発電機を見事な構図で捉えている。異色の作品である。
のどか
遠藤 公良さん(北栄町)

(審査員コメント)
天神川流域から、前景に羽を休めるコハクチョウの群れを配して、背景の風力発電機を撮ったもので、のどかな季節感を描写した温かい作品である。
夕刻の浜辺
牧原 昭文さん(倉吉市)

(審査員コメント)
夕刻の渚に立って夕日に染まる風力発電機を撮ったもので、澄んだ空気感が流れ、日没時の雰囲気がよく表現されている。四つ切版に引伸ばしをすればもっとよくなったと思う。
平成19年度 風力発電所フォトコンテスト part 2 審査結果発表!!
平成19年度北条砂丘風力発電所フォトコンテストの審査を平成20年1月17日、中央公民館講堂で行いました。審査は名前を伏せて行い、県内外から応募のあった41名、計86作品の中から金賞1点、銀賞2点、銅賞3点を選定しました。
審査員
山本 浩一 氏(日本写真家協会会員、県美術展審査員)
審査方針・総評
昨年と比較して応募作品の点数が増えたことと、作品の内容が更に高まったことは大変喜ばしいことである。審査方針としては、昨年は町が自慢とする風力発電機をどう見せるかということに力点をおいたが、今年は風力発電機を主題に、どう作品化しているかに視点をおき審査した。
金賞
赤色の印象 石水 清さん(湯梨浜町)
(受賞のコメント)
ひそかな期待はありましたが、まさか金賞をいただけるとは思いもしませんでした。
昨年の作品を超えるものをと思い、春から撮り始め、なかなか納得のいくものが撮れず、何度も足を運びました。
この作品の撮影時は、暗くて風車が回っているかわかりませんでしたし、光の関係がどう写っているのかもわかりませんでした。現像してみて「これは!」と思い応募しました。
2年連続の金賞を大変光栄に思います。ありがとうございました。
(審査員コメント)
夜間、赤色灯を点した風力発電機が天神川の静かな川面に影を映し、平和な集落の佇まいを表現している。バランスのとれた構図も秀逸で、叙情的で作者の心象がよく表現された作品である。
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