由良台場とは
1864(文久4)年、海岸防備のため、鳥取藩で最初に築造された砲台場です。ここには六尾反射炉鋳造の大砲4門(大栄町誌7門)が配置されました。規模の大きさと、日本で唯一当時の原型をほぼ完全に保っている点などから、昭和63年に国史跡に指定されました。

由良台場今昔物語
地域を守るために築かれた台場は、現在当時の姿をとどめたまま地域の憩いの場として親しまれています。
昭和30年代では大相撲巡業が行われ、現在では地元のプロレス、アイドルコンサート、学校の催しや遠足なども開催されています。また、町内のまつりでは花火がよく見えるようにと、「花火特別鑑賞会場」としても開放されました。
活用のための取り組み
文化財として大切に保管されてきた台場ですが、現在ではただ保管するだけでなく、たくさんの人たちに親しみを持って活用していただくことが課題となっています。
イベント等にご利用の際には、事前に北栄町教育委員会(生涯学習課)に利用状況をご確認いただき、由良台場利用許可申請書をご提出ください。※下記利用上の注意も併せてご確認ください。
申請書様式(EXCEL版/PDF版)

(地元の有志団体主催のプロレスイベントの様子)
利用上の注意
貴重な国史跡由良台場を守り、残していくために、以下の点を守ってご利用ください。
1.台場を傷つける行為(杭を打つ・穴をあける・地面や芝を傷つける)は厳禁です。
2.ゴルフの練習は禁止します。
3.犬と散歩するときは、原則リードをつけ、放さないでください。また、フンの始末は飼い主が行いましょう。
4.車両の乗り入れは禁止します。(維持管理・イベント等で町が許可した車両は除きます)
5.ごみは各自持ち帰りましょう。
6.敷地内は禁煙ですので皆様のご協力をお願いします。
7.その他、近隣の方々や他人の迷惑になることはやめましょう。
【団体利用の方】
1.団体で利用される場合は事前予約が必要です。
2.イベントの実施については一度町までご相談ください。
3.町の許可なく芝を刈らないでください。