平成28年6月9日（木曜日）北条民芸実習館において、今回も引き続き、（一社）日本板画院 同人 わたり 弘子さんを講師に、木版画教室「第2回彫って形にしよう！」を開催しました。
まず、わたり先生から、今回の作業として、前回に下絵を描いた木板を彫刻刀で掘り込むことについて、指導をいただきました。
わたり先生の指導の後、本当に「小学生以来？」のように彫刻刀で木板を掘り込みました。参加者は、バックミュージックに地元出身の生原幸太さんの「ヴィオラ音浴」の音楽を聴きながら、夢中になって作業していきました。
参加者は、「孫の彫刻刀持ってきたに！」、「公民館の彫刻刀はほんに削れんわ～。」など和気あいあいと楽しく掘り込んでいきました。
彫りこみ作業は、木板が黒色と色付の2枚あるため、結構いい作業です。
今回は、黒色用の木板が完成したら、実際に紙に摺ってみました。はじめてにしては、いや、小学生以来にしては上出来な摺りあがりでした。
ためし摺りを見ながら、わたり先生からの指導をいただきながら微調整していきます。
次回は、いよいよ最終的な仕上げとなります。
2枚の木板をしっかりと彫りこみ、色彩豊かなインクにより「手紙」に摺り込み完成させる予定としています。
参加者は、それまでに家で微調整したり、彫ったりしておこうなどと話をし、会場を清掃した後、2週間後の6月23日（水曜日）午後「第3回色付けして完成！」の日程を確認し終了しました。