平成28年6月23日（木曜日）北条民芸実習館において、今回が総まとめとなる木版画教室「第3回色付けして完成！」を、引き続き（一社）日本板画院 同人 わたり 弘子さんのご指導のもと開催しました。
まず、わたり先生から、今回がいよいよ完成！ということで、黒色とカラー色の2色の色付けの作業手順についてご指導をいただきました。
また、前回に引き続き、仕上げとなる木版の掘り込み作業も同時に行っていきました。
（黒色の試し刷り作業） （総仕上げの彫りこみ作業）
試し刷りを行った後、刷り上がりのレイアウトをわたり先生とともに確認しながら、再度、手直しの彫りを行っていきました。
（手直しの彫りこみ作業）
修正を行った後、みんなでいよいよカラーを使った木版画の刷り込みを行っていきました。
（最終の色付け・刷り込み作業）
木版画が完成しました。
今回は、中央公民館事業として初めて教室を開催した「木版画教室」ですが、わたり先生の懇切丁寧なご指導のもと、参加者は、楽しく和気あいあいと木版画の作成に取り組み、見事完成しました。
はじめは、小学生以来（？）ということを言っていましたが、カラー刷りということもあり、2つの木板の製作が必要なこと、黒色とカラーの重ね合わせの具合など、困難な面もありましたが、木版画の製作の楽しさや奥深さを感じるとともに、創作作品完成の達成感や参加者どおしの交流は充実したものがあり、とても身のある教室となりました。
アンケートでは、「短時間であったがとても楽しい教室であった。わたり先生のご指導はわかりやすく取り組みに入り込みました。」「夢中になり無の心で楽しくできた時間だった。」などの声が聞かれました。
最後には、今回、ご多用の中ご指導いただいた、わたり先生に感謝とお礼のあいさつをし、また会いましょうと閉会となりました。
今後も、中央公民館においては、引き続き「木版画教室」を開催していきたいと考えています。