開会
午後7時30分
(課長)お忙しいところお集まりいただきありがとうございます。
本日の協議会では、21年度の決算見込、制度改正に伴うシステム改修他の補正
予算、22年度の税率、国民健康保険の事業計画(案)についてご協議をいただきたいと思っています。十分な審議の程よろしくお願いします。
(会長)協議事項の(1)平成21年度北栄町国民健康保険特別会計決算見込について説明をお願いします。
(事務局)21年度国民健康保険特別会計の決算見込みについて説明。
<資料1~3P>
(委員)基金を積み立てるところまではいかないということですが、取りあえず基金を積み立て、必要になった時に崩すやり方はどうでしょうか。
(事務局)実績により返還が生じるものは22年度に償還することになります。前年度の退職振替により国への返還金が生じることは明らかです。税率が同じであれば22年度は減収になるので、基金の積み立ては難しいと考えています。
(委員)1年で黒字になったからといってすぐ基金というのではなく、2,3年様子を見たうえで、黒字が続くようなら基金積み立てという方法もあるかと思います。
(会長)歳入歳出差引額の5千2百万は22年度の繰越とし、様子をみるということでよろしいでしょうか。
異議なし
(会長)協議事項(2)北栄町国民健康保険税の税率について説明をお願いします。
(事務局)<資料4P>
所得ですが、21年度・22年度の比較を載せております。両年度とも仮算定時の金額ですが、基準総所得金額は3億2千万円減っています。低所得者の軽減ですが、世帯・被保険者数ともに7・5・2割軽減が増えています。特に7割軽減の世帯が増え、それに伴い軽減額も7割軽減の額が大きく増えています。国保被保険者全体の所得が落ち込んでいることがわかります。
今年度制度改正により保険税賦課限度額が引き上げになりましたが、その影響額です。限度額を引き上げたことにより限度額超過世帯が医療分で5世帯、後期高齢分で18世帯減りました。超過額は、当初予測したよりは少なく、限度額引き上げの影響はそれほど大きくはありません。
算出税額についてですが、収納率96,5%と予測した推計では22年度予算に対して3千万円ほど足りない状況です。
税収は減る見込みですが、繰越があることでもあり、2月に協議していただいたとおり、税率については昨年度と同じにさせていただきたいと提案します。
(事務局)税務課より国保税の状況を合わせて説明させていただきます。
<6Pと7P>
県内の20年度の現年・滞納繰越合わせた徴収状況ですが、国保税の徴収率は2番目で89%です。21年5月末の国保現年分の徴収率97.04%、今年の5月17日現在は96.78%ということで昨年並みになるように徴収の取り組みをしているところです。
連休明けから管理職徴収も実施していますが、滞納繰越分がダウンしてきており、翌年度に持ち越すと益々回収が難しくなります。時効になると収入が大幅に減ってしまいます。現年分の徴収率アップにむけて取り組みたいと思います。
(会長)税率の試算について説明がありましたが、質問はありませんか。
(委員)黒字になったということで今のところは税率は据え置きで様子をみてはどうでしょう。
(委員)税が減ることについて国の交付金などはありませんか。
(事務局)軽減に対しては基盤安定制度により補填があります。
(委員)昨年は納税組合がありましが、今年度はなくなりました。滞納が増えてくるのでは
ないでしょうか。
(委員)納税組合の補助金がなくなったので、納税組合は減ると思います。その分 コンビニ納税で対応するようにしています。土日24時間の対応で、早期収納で滞納を防ぐというものです。国保税は7月課税、早期に納めていただけるよう広報・徴税に取り組んでいきます。
(委員)延滞金はどのくらいかりますか?
(事務局)年14.6%です。 7千円の滞納が一年間滞納になれば1年後に延滞金がかかります。金額によって延滞金がかかる時期が変わります。
(委員)口座落としで残高不足により落ちない場合はどうなりますか?電気、電話料金などは1回落ちなかった場合は再度何日に引き落としをするという案内が来ますが、役場でもそのような扱いないのでしょうか?
(事務局)翌月口座不納通知とともに納付書を同封し、その場合は窓口払をしていただくことになります。
(会長)税率についてみなさんのご意見はいかがでしょうか。
(委員)今の状態では税を上げる必要はないと思います。
(委員)当初予算が税率を上げない予定で編成してあるので、このままでいいと思います。
異議なし
(会長)協議事項(3)平成22年度北栄町国民健康保険事業特別会計補正予算(1号)について説明をお願いします。
(事務局)今回の補正の主なものはシステム改修です。今年4月から倒産・解雇などによる非自発的な離職をされた方の保険税が軽減されることに伴いシステム改修を行うものです。もう一つ、7月から短期被保険者証の交付対象が高校生世代まで拡大されることに対応するためのシステム改修です。
その他、額の確定に伴う補正です
(会長)協議事項(4)平成22年度北栄町国民健康保険事業計画(案)について説明をお願いします。
(事務局)事業計画案ですが、本来でしたら事業計画を策定し、予算編成にあたることと国の指導にあります。22年度はスタートしており、順番が後先になってしまいましたが、基本の計画をもとに健全運営に努めるという観点からも、事業計画を策定した方がいいと判断しましたので、案をご協議ください。
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基本方針
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国民健康保険事業運営(特別会計)の現状と課題
1.国民健康保険事業運営の現状
2.国民健康保険事業運営の課題
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国民健康保険事業運営の健全化に向けた基本的な取り組み
1.適用適正化の取り組み
2.医療費適正化への取り組み
3.国民健康保険税の収納率向上への取り組み
4.その他
上記を説明
(会長)事業計画についてご質問・ご意見はありませんか。
(委員)表が20年度までのものしかないですが、22年度予算を立てるのに前年の実績がある程度でもわからないと参考にならないのではないでしょうか。21年度も推計でもいいから載せるべきだと思います。
(事務局)まだ具体的な数字は出ませんが、予算を立てる時には決算見込をしながら立てますので、その数字をお示ししていくということにしたいと思います。
(委員)健診が魅力的でないという声を多く聞きますが、それが受診率が上がらない原因ではないでしょうか。
(課長)今回は貧血と尿酸と心電図を追加項目として増やしました。みなさんにアピールしながら何とか受診率を上げていきたいと考えています。
(委員)レセプト点検のところで金額のことしか出ていませんが、重複受診、多受診などレセプト点検をすることによってわかることの調査はしないのですか。
(事務局)重複受診、多受診や30万円以上、又は80万円以上のレセプトは抜き出して統計をとるなど、保健師と連携して保健指導に役立てています。
(委員)数字だけしか出ていないと、それ以外のものがあるということがわかりません。そのあたりのところも書き入れた方がいいのではないでしょうか。
適用適正化の取り組みのところですが、なぜこれが必要かが表記されていません。どうしてこれが必要なのかがわかりにくいと思うのですが。
(委員)北栄町国保は人間ドックを推進していないですか?
(課長)町として40歳、45歳、50歳、55歳、61歳 の助成をしています。 金額が高いので、保険者が全部出すということになると厳しいです。
(委員)健診の案内の年間予定が今の時期に来ますが、その時期に出すことにはならないものですか。なくしてしまう可能性があると思うのですが。
(課長)そういう声もありますが、管理が難しい。個人個人の意識を持って受けていただきたいと考えております。
(委員)かかりつけ医の話が出ましたが、今お薬手帳というものがあり、どの医療機関でどの薬が出ているかがわかります。飲み合わせ、重複していないかのチェックができます。薬局に来られる人には是非持っていただきたいと勧めています。医療費ばかりでなく、身体にとっても大事なこと。人ごとではなく自分のこととして考えてもらうよう町としても啓発をしてほしいと思います。
(委員)各自治会の食推や健康推進員との連携はできていますか?以前に比べて機能低下しているように思えるのですが。
(課長)21年度に自治会別の医療費の傾向が知りたくて病類別医療費分析を自治会ごとにやりました。保健師と相談しながら各自治会の健康推進員と連携をとり健康づくりを進めていきたいと思っています。
また、2月に健康推進員の合同研修会を開きました。自治会の健康推進員は毎年交替のため意識が薄れるということがあり、北栄健康サポーターという事業で意識を高めたいと思っています。
(委員)血圧計の貸し出しは実際にやっていますか?
(事務局)やっています。国保で30台購入しました。希望の方や特定保健指導の方等貸し出しを行っています。公民館にも設置しました。
(委員)計る場所によって血圧が変わる。その都度一喜一憂してしまいます。
(委員)血圧は高かったら気をつけようという目安になります。血圧を計って一喜一憂する必要はないが、おおまかに自分の血圧を把握することは大切です。
(委員)資格書は昨年聞いた時は資格書世帯に高校生以下はいないということでしたが、今はどうですか?
(事務局)今もありません。
(会長)その他ないようでしたら、今出た意見を計画案に盛り込んでいただいて計画を作成していただきますようお願いします。
(課長)今伺った意見を入れてもう一度精査し計画案を作成し直し、委員のみなさまに送らせていただきます。
(会長)長時間にわたるご審議ありがとうございました。