SF商法(催眠商法)にご注意!

事例

 ある日、食パン等を無料配布し日用品を安価で販売するという店の折込広告が入っていた。
 パンをもらおうと店まで出かけたところ、店員に「健康についての説明会に参加してもらった人だけ食パンをあげる。健康について勉強になる話をするので是非聞いて行って。」と言われ、椅子に座るよう案内された。
長居するつもりはなかったので帰ろうと思ったが入口が締め切られ、ドアのそばに店員が立っていたので帰りづらく、結局説明会に参加することにした。
 椅子に座り他の参加者とともに待っていると会場の前に業者が登場し、広告に載っていた日用品を紹介していった。
日用品は安価だが数が少ないらしく、「ハイ」と返事をして手を挙げ、声が大きかった人に販売していくという形だった。
自分も返事をして安価な日用品をいくつか手に入れることができたが、気が付くといつの間にか高価な健康食品まで購入していた。
 健康食品は購入するつもりがなかったので返品したい。

相談室からのアドバイス

 無料や安価な商品で締め切った会場に人を集め、欲しい人に手を挙げさせ商品を提供して気持ちを盛り上げることで一種の催眠状態にし、高額な商品を売りつける手口です。
 こういった販売は空き店舗などで短期間だけ行われることが多く、気がついた時には業者の居場所が分からない等といったトラブルが起こりがちです。
 魅力的な商品が安価で手に入る、無料でもらえるなどとの言葉に注意し、こういった会場には近づかないようにしましょう。

 また、SF商法で商品を購入した場合はクーリング・オフが適用されます。
詳しくはこちら。

クーリング・オフ制度について

クーリング・オフ期間が過ぎてしまっても契約の取り消しができる場合もあるので、最後まであきらめずセンターへご相談ください。