北栄町シニアクラブでは、11月7日(月曜日)中央公民館大栄分館において、11月総合学習として、「めざせ!健康ライフ。~認知症予防~」をテーマに、今、自分たちで出来る予防方法や家族・地域における関わり方など、「認知症」の正しい知識を学びました。

 今回は、鳥取大学医学部で研究された「認知症予防」の予防方法のひとつ「嗅覚の刺激による脳細胞の活性化」として「アロマオイル」を開発され、鳥取大学発ベンチャー企業 株式会社 ハイパーブレイン 代表取締役 鍵谷 浩一郎さんを講師に迎え、認知症の正しい基礎知識から鳥取大学などで研究された認知症の原因とその予防方法、アロマオイルと認知症の関係、また、「アロマ」に期待する認知症予防の効果について講演いただきました。

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 講演では、「もの忘れ」と「記憶障害(認知症)」の見極めが重要で、医学的に認知症を完治させる医療が確立されていないことから、早期の発見と予防による認知症の進行を遅らせることが必要であることを認識しました。

 特に、疑いが見受けられたときにはすぐに医療機関で検診を受けたり、定期的に受診することが必要であることを学びました。

 また、もの忘れの初期症状は脳の「海馬」が大きく関係しており、特に五感の「臭覚機能」の低下が先に症状に出ることから臭神経を活性化することでもの忘れの促進を遅らせることが出来ることを教えていただきました。

 最後には、やはり健康的な生活、特に人間が本能に持っている生活リズムを大切にし、日常生活を送ることが重要であることを確認しました。

 このたびは震災の影響がありましたが、シニアクラブでは、震災を乗り越えるため、前向きにみんなで、笑顔で楽しく生活をしていくことを確認し学習を終了しました。

 次回、11月コース別学習は、11月21日(月曜日)中央公民館で開催します。